十楽寺

 曹洞宗の護国山・十楽寺は、貞応2年(1223)に鎌倉幕府の地頭職として入部した小野高通公の菩提寺として鎌倉の常楽寺を転寺建立されたが、再三の兵火に遭い古文書を焼失し、開創以来の歴史は詳らかではないが、天文年間(1532〜1554)に越山祐超和尚により再興され、末寺30ヶ寺を有したが、明治維新の折、無住10ヶ寺を廃寺としご本尊を観音堂に祀る。寛政12年(1800)再建の本堂の腐朽甚だしく、平成3年(1991)6月に修復工事に着手し、翌四年(1992)3月29日に落慶法要を営む。 ・神西氏12代の合祀塔(総廟)と12基の墓 ・市指定文化財 開闢越山祐超和尚画像